ay1 2010.02.07
数年前から、カランがグラグラで使いにくくなっていた、キッチンのシンク。
とりあえず、応急処置として土台をネジでカウンターに留めたりしていましたが、埒があかず、ごそっと交換することにしました。
ついでに、シンクの配水管も新しいものに変えてしまう予定。
というのも、我が家のシンクの下にはガーボレーター(garburator/garbarator)、いわゆるシンクディスポーザー(sink disposer、生ゴミ粉砕機)が付いているのですが、
なるべくゴミを流さないようにしているので無用の長物だから、いっそなくしてしまえばさらにシンク下のスペースを有効利用出来るんじゃないかと思いまして。
まずは、供給管に開閉バルブを取り付けるところから始めます。
なぜか我が家のキッチンの水道管には止水バルブがなく、水を止めようとすると床下にある水道管の大元を閉めるしかなく、そうすると家中の水が止まってしまう造りになっていたのです。
ということは、例えば今回のようにキッチンだけを止めたいのに、バスルームの水道からトイレまで全て止めなくてはいけないという事態になるので、大変に不便でして。
なので、とりあえずまずは、キッチンのシンクだけを止められるようにと、配水管の途中にバルブを取り付けることにしたのです。
まずは大元の水道を止め、カランを取り外します。
そして、適当なところで配水管を切り、切り口にヤスリをかけて滑らかにします。
そこに、バルブをしっかりと取り付けたら、完成。
この作業はものの30分で終わり、思っていたよりも簡単でした。
こちらは、カランを取り外したあとのシンク周り。
かなり、カランの周りのカウンターが傷んでいました。
そして、シンクを取り外します。
思ったよりも、カランの周りのダメージは酷かった…。
カウンタートップが、細かい木の屑を固めたような素材で出来ているので、水分を含んで膨張し、ボロボロになってしまうんですね〜。
次の作業のため、給水管をビニールで保護をしておきます。
新しいシンクは、古いものよりも若干大きくなるので、嵌め込みの型にそって余剰分を切り取らなくてはいけません。
シンク備え付けの方にそってまずはラインを引き、ジグソー(jigsaw、糸のこ)で切ります。
カランの周りの傷んだところも、ざっくりと切り落としました。
型に沿って切ったあとは、周辺をきれいにします。
長年にわたる汚れ、カビなどをはじめ、かなりの頑固なこびりつきもあり、水、洗剤、アルコールなどを駆使して磨き上げてみました。
シンクをはめ込む前に、まずは防水処理をします。
Plumber's Putty(水道管パテ)という、紙粘土に似たものを、使用します
まずは、シンクと排水溝の間に。
ふつうここにはOリングといわれる黒いゴム製の輪っかをはめますが、ゴムだと劣化が早いため、長持ちするパテを代用するのです。
はみ出した分は、指できれいに取り除けます。
シンクの周りには防水用のシリコンを塗り込み、なるべくカウンター内部に水が漏れないようにし、はめ込みます。
カランを置きます。
カランから伸びた管と供水管を繋ぎます。
Plumber's Puttyを塗り込んでからフィルター水用のカランを取り付け、フィルター(右側の水色の容器)、水道管と繋ぎます。
シンクの排水溝から配水管を繋ぎ(写真では分かりにくいですが、左から右側へ僅かに傾斜が付けてあります)、供水管とカラン、排水溝と配水管を繋ぎ、出来上がり。
改装前と後を比べると、シンク下がかなりすっきりしたことが分かります。
それでもしばらくは、各部位から水漏れがしないかどうかをチェックしなくてはいけませんが、使い勝手は雲泥の差で良くなりました。
本当は、カウンタートップも木屑ではなく石製のものに変えたかったんですが、カウンターとその上にある収納場所の関係により、今回は見送ることと相成りました。
…って、いつかは本当に変えてもらえるんでしょうねぇ？
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